2010/05/22 〜 2010/05/30
松本健宏
[ 染 ]

昨年私は、父の死と娘の誕生を同時期に経験し、改めて通過儀礼というものを深く考えさせられた。
それは、ごくあたり前の事であるのに、人生で1回しか経験出来ない事でもある。そう考えた時、ハッとさせられる。なぜ人は、それを必要としたのであろうか。その世界共通儀礼は、人類にとって 非常に重要な意味がある様に思う。

  

京都精華大学テキスタイル科卒業後、インテリアデザイナー経験を経て、6年間丹後伊根の舟屋へ通い、染色作品の連作を続ける。京都工芸美術作家協会、京都市在住。

1967年 京都に生まれる。
1999年 京展市長賞
2007年 日本新工芸展会員賞受賞。京都を拠点に各地方で個展
      活動を開始。
2008年 同賞受賞。

2010年 京都府綾部市の山奥、古屋集落の古民家に作業場を
      移す予定。

  

愛娘、真呼ちゃんの誕生とお父上のご逝去。
生と死に直面して想うことの多い日々がつづき
今回の制作の原動力になった・・・と話される松本先生。
誕生・成人・結婚、通過儀礼の一こまを
蠟染めの技法で表現。軸、屏、オブジェと染めで
いろいろ違った表現を試みたい・・・。

松本先生に明るく、元気になってほしいと願いながら
展覧会の日を待っています。

  
小西いく子