2018/01/27 〜 2018/02/04
橋本和明
[ 彫刻 ]

 凛とした真冬の空気の中で観たいと、小西さんから、楽空間へのお誘いのお手紙を頂戴した。
 展覧会をと言ってくださった節分前のこの季節が、私は なんとも言えず好きだ。
 にぎりしめる粘土の冷たい温度
 ひきしまった空気のうつろい 
 静寂
 立ち現れる陰翳
その全てが彫刻の為に用意された時間に思える。
 
 人の息づかいさえ聴こえる和の空間に、私の作品が、はたして どのように存在するのか・・・
 本望、有難いことだが、緊張する。
 
 冬の芯の如き ひと を つくろう。
 ピリピリと張りつめた魂をもった存在を つくらねばならないと思う。
 
寒い中の展覧会ですが、ご高覧いただければ幸いです。
 
                 橋本和明

  

1958 和歌山県に生まれる
1980 金沢美術工芸大学彫刻科卒業
 
1979 第64回二科展(東京都美術館)初入選
   以後毎回
1986 第1回ロダン大賞展 優秀賞
   (美ヶ原高原美術館・長野県)
1987・89 神戸具象彫刻大賞展(神戸市)
1997 現代彫刻の展望―人間を作る― 
    TUES1997橋本和明展
    TUES賞(美ヶ原高原美術館/長野県)
2000 1999年度和歌山県文化奨励賞受賞
2004 平成16年度大桑文化奨励賞受賞
2013 橋本和明彫刻展-Kanon-
   (高島屋大阪店 ギャラリーNEXT/大阪市)
2014 Kanon 橋本和明展
   (ギャラリーノア・白山市/石川県)
2016 橋本和明展 −戒律の生まれる瞬間—
   (ヒロ画廊・橋本市/和歌山県)
2017 第102回二科展で ローマ賞 受賞
   (国立新美術館/東京都)
 
彫刻家・二科会会員
日本美術家連盟会員
若林保育園 講師(京都市)

  

「冴えわたる空気、このときに先生のお作を楽空間に
お迎えしたいのですが…」
快くお引き受けいただきました。 ホッとしました。
一月末の真冬から二月の立春へ。 この移りゆく時、
凛として一番好きな季節です。
ひと指ひと指、そぎ落として表現される作品。
私たちは何を感じるのでしょうか?
 
身につけていただける彫刻(ブローチなど)も届きます。
 
お寒い時ですがぜひお出かけくださいませ

  
小西いく子