2012年8月アーカイブ
2012年8月20日
*田村葵さんの襖絵


8月20日 葵さんと嵯峨野の大河内山荘に向かいます。

嵐電 嵐山駅からまず天竜寺の蓮池へ。
『よく写生しに来ました...』と葵さん

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夏休みで賑わう道も竹林の小径に入ると残暑の厳しさもどこへやら、すう〜〜と涼しく
なりました。元気よく伸びた今年の青竹の緑がいっそう涼をよんでくれます。

大河内山荘につきました。よく手入れされた木々を渡る緑風は爽快です。

妙香庵(現在はまだ一般公開されていません) 新しく建てられた庵、比叡山と向かい合う一間、葵さんの襖絵が迎えて
下さいました。凛とした空気が流れています。奥の間には仏間がありました。

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なんと俯瞰された蓮池です。不思議な世界に誘われました。白と黒なのに果てし
なく広がる池の上を浮遊している感覚です。広い世界です。

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2月の厳寒の時からこの場所で制作。襖の左は水の流れを表す庭。右手は広縁の向こ
うに遥か比叡山。鳥のさえずり、樹々の葉音、時々聞こえるトロッコ列車の汽笛。

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『この環境で制作できたことホンマに恵まれていたと思います。アトリエで描いてたのでは...今の自分のもてる力を全部出し切りました。』

輝いた笑顔、出会いを嬉しく思います。よかった。
来年一月 楽空間 新年スタートの作品展楽しみです。

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  夏休み中の取材報告です。

  ケロでした
2012年8月16日
*花背の松あげ


8月15日漆作家の川勝英十津先生のお招きでお宅にお伺いしました。
木立に囲まれた工房、たくさんのお客様、お食事、お飲物、賑やかです。

車で松上げの場所に移動。
小さな川の流れの手前に、陣取り、正面に松あげ場所、最高のローケーション。

立てかけられた松明につぎつぎと点火が始まります。

DSC02664.jpg満天の星もいつしか薄曇りの空に変化、点火完了

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ドンドンドーン 太鼓と共にー上げ松ーが打ち上げられ籠を狙います。

ついに命中、点火 ワヲ〜〜〜 大歓声!拍手!

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燃え盛るクライマッククス、すごいです。今年は晴天と無風に恵まれきれいだそうです。

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ついに倒されました。そして静かに終焉 今年の夏も終わりました、見上げれば満天星にもどっていました。

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松上げ(松明をあげるという意味)愛宕神社への献火だそうです。火難避け、五穀豊穣
祈願。8月の24日に行われていた(広河原ではいまもこの日です)のですが過疎化でここ10年くらい前から青年が戻るお盆15日行われるようになったそうです。

置き去りにされた!!!私たちに優しくして下さいました村のかたがた、おかげで無事帰還出来ました。ホッ!

ここ花背の村は安全で優しい村と思いました。良い思い出をありがとうございます。

川勝先生、奥様、ご子息の皆様 ありがとうございます、来年もおとずれたいものです。

                      小西いく子


2012年8月 5日
*風炉の灰つくりと茶杓つくり


8月4日(日)猛暑の中の体験です


広島から上田宗箇流の望月宗格先生にお越しいただきご指導を受けました。

灰つくり

望月先生の講義が始まりました。皆さん真剣です。

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底に奉書を敷いて五徳をおいて準備

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風炉の形と灰の形いろいろ きれいなのでビックリ! 緊張感すごい!

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お疲れ様でした。風炉釜のうち側がこのようにすごい世界があるのに感激しました。
限られた空間の中で作り出される造形、技と感性 大変深いものを感じました。



茶杓つくり

材料選びからはじめます。皆さん真竹で挑戦です。

DSC02617.JPGナイフで削ります。扱いの会得まで時間入り用

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イエイッ!!! 出来上がり! 名誉の負傷の方もあり。

皆さん ナカナカの出来上がりです。

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こにしいくこ作もあり、銘はまだ無し

先輩の村田眞人先生のお茶碗で初使いです。うれしくなりました。

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真夏の一日 削り、磨くことに一心。
まっすぐに見える竹、削りだすと微かな自然に伸びて成長していくときの捻り、太陽
との関わりでうまれるのでしょうか。生き物を感じました。

いただいたテキストの中に  ...茶杓の伝統は、その精神が造形の細部にまで溢れて
いなければ本物とはいえない。...個性ある竹をいかに活かしてその精神を造形するか、
というところが伝統である...とありました。

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長さ20㎝ばかりの竹に込められた世界、人ととなりがあらわれる世界、すごい世界です。魅せられました。

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いい日でした。お礼申します。

望月先生とお仲間に感謝。



      小西いく子