2009年11月 7日
斉藤眞成さん
 元来 京町家の建物は、ほとんどが、襖(ふすま)と障子(しょうじ)の空間であるが、日頃そのままの生活空間を大切にする中で、自由な視野をもてば、新旧共存和楽の雰囲気が生まれてくるものだ、又その想いは、町家保存の今日的テーマでもあろう。
 まづ、表て通りに面した部屋には、格子窓(こうしまど)があって、季節の外気と共に、祇園町の風情(ふぜい)が、まるで動画のように見えかくれして、実に面白いアクセントになっている。
 床のある奥の間からは、可愛い坪庭(つぼにわ)越しに見える離れ家のすがたは、なかなか風格があって、重要な見せ場になっている。又 、玄関から置くまでつづく京風の三和土(たたき)の通り庭には、小品のための壁面もあり−
 これらの凡(すべて)には、有意義な「和」の世界を、それぞれ楽しむことが出来るだろう。
斉藤眞成
070606-008.jpg
070608-023.jpg
070608-022.jpg070606-021.jpg
35.jpg070608-002.jpg070608-010.jpg
070608-031.JPG61.JPG
卆壽を越えてますますお元気な眞成先生、お元気の源はどこから沸いてくるのか不思議です。仏道、画業で常に自己と対峙し自己の探求をされる毎日。画の中のおどろおどろしい不動明王やまたひょうきんでいて、何かを見つめる蛙の目。ご自身の姿、変化自在です。
先生の書は格別です。摩訶不思議な世界は一番惹かれるところです。『高潔』という言葉は眞成先生にもっともふさわしく思います。僧侶、画家そして我々の生きる先達としてすばらしい斉藤眞成先生とのご縁を結んでくださった亡きお嬢様『マキサンアリガトウ...』
小西いく子