2009年11月10日
三嶽伊紗さん
『蛹ー冬の座』 2003年ノートより
■子供の頃、「みにくいアヒルの子」を読み、ひな鳥が白鳥になるなんて、何でもない ことのように思えたし、小学校で観察した「おたまじゃくしが蛙になる」のさえ、観 ていれば目の前でおきた。彼らは水から陸にあがりたかったんだ。ただ、そんな観察 の中、「蝶の変態」だけは奇妙に感じられた。あの蛹の内で何がおこっているのか、 遠い場所での出来事のように不思議だった。 
■学校をでて間もない頃だったか、とにかく随分前のこと。友人と話しをしてる折、蛹 の話になり、その時、彼から教えてもらった本の一節------「サナギ」は真空の形態 -----が、いまだ頭から離れない。高橋秀元氏と松岡正剛氏の「ハレとケの超民俗学」 だ。 
■例えば「眠り」を蛹とするならば、真空の中に夢は存在するのだろうか。今日の朝、 寝床の中で考えた。
三嶽伊紗
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搬入の日、すっかり建具が取り外された部屋に、赤い1枚のふすまがはまった瞬間、思わず「オーツ!」と。今でもその瞬間が目に浮かびます。
漆の朱がよく似合うとはおもっていたのですが、それはそれは衝撃的で新鮮。このような展覧会をしたかったと思いながら、2回目はまだチャレンジしていただけませんが、待ちつずけているところです。
小西いく子