台湾−1−
10月16日から20日まで台湾の新北市立鶯歌陶磁博物館と富貴陶園で開始中の
寄神夫妻の展覧会にいって来ました。
陶瓷博物館での寄神宗美先生

ここの博物館は幼児教育に力を入れておられるので可愛い幼稚園児もたくさん見学
です。幼児も楽しめ、成人も作れる工房が完備されていて制作中の作品が並んでい
ました。日本でもこのような力の入れようがあればいいのに...
立派な展覧会でとてもうれしくなりました。30年間の台湾での交流の積み重ねの
成果が実を結び開催となったそうです。劉鎮修 教授(國立台湾藝術大學工藝設計學系)
の多大なお力添えがなかったらでけへんかった。とてもうれしいと話されていました。
なによりも寄神先生ご夫妻のお人柄の賜物と思います。
何もわからなくて初めた「祇をん小西」もお二人のお人柄に支えられてここまでこら
れました。バンザイ、バンザイ、ヨリガミセンセイ! ヨカッタ!
つぎは個展会場のー富貴陶園ー
オープニグによせいただきました。
挨拶につずいて琴演奏、花器にあわせていけばなのパーホーマンスがおこなわれました。
どちらもお見事でした。大勢のお客さまでにぎわい和やかでした。
展示に心配りが感じられどの作品も生き生き、壁面の作品がよくマッチして見事でした。
京都からの応援団ご一行、フレーフレー ヨリガミセンセイ!残念,ちょっとピンぼけで。
みんなで オープニングのご馳走をおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
個展会場はー信楽ーのような陶器の町なのでお店が一ぱい、日曜日で人出でにぎわって
います。千恵子先生と屋台でジュースを飲みました。(名前がワカラン)
会場前の千恵子先生、現地調達のファッションでバッチリ決めて、よっ お見事!
金彩、銀彩の作品が大好評、創らなくちゃー。!!!元気、元気
台湾−2−
展覧会はこれくらいでつづきの旅で霧台の原住民を訪ねます。
途中、高雄で使用されなくなった古家に書かれたーらくがきーを見に立ち寄りました。

落書きは過激かと思いきやおとなしい絵でした。
新幹線ーバスを乗り継ぎ霧台(ムタイ)に向かいます。途中入山許可証を受けて原住民
ルカイ族の村に到着しました。
文字通り ー霧台ー 霧にすっぽりつまれて幻想的です。
通訳の 戴 開成さん(左)と(右)徳さんー民宿のおかみさん、シンガーソングライターでもあり伝統をあいし、教育者でもある知的ですてきな女性です。二人の案内で村歩き。
今は使われなくなった住居、屋根が低く薄い石を積んだ壁、屋根はごくうすい瓦ぶきです。



待ちに待った晩ご飯です。バナナや蓮の葉で包んだ粽。粟で作ったお酒美味しかったです。
一夜あければピカピカの晴天です。
民族衣装を着せていただきパチリ、なかなでしょ。

バスで下山(豪雨での所どころにみられる崖崩れの後にウワーコワー 3年前8月8日の
豪雨で村ごとながされ、人、伝統文化がすべて失われたところもあるとか、日本の福島と
同じです。日本はその上に原発問題を抱えています。如何せん)
途中、キリスト教の教会によりました。
不思議な内部です、同じ方向を向いている木彫りの人形椅子。ルカイ族のつくりです。
千恵子先生ここにも作品作られたの??? 似ています。不思議!!!
教会の壁面です。こちらは石造です。
さらにバスでー美濃につきました客家人の町です。タバコ産業で栄えたところですがここも人口が減少しています。



傘=岐阜提灯 陶器=美濃焼 似ています。
再度バスで ー夜ー 台南に到着しました。お寺巡りりと町中へ
通訳の開成さん(左)とパブの店主 開成さんは日本語抜群、台湾の人とは思えません。
国を愛し伝統文化、失われていくものの大切さを守ろうとされている姿勢は頼もしい若者
と感心しました。古典落語の一席はなかなかです。真打昇格間違いなし!座布団10枚!
次の日
台南の港方面の古い町を歩きました。
新しい都市計画で広く大きな道路ができ、従来の古き良き町並みが消えていきつつある
現状。世代交代で様変わりする状態はわが京都、花見小路も同じ嘆きをもっています。
港からの水路を挟んだ町並みと地図

奉納しました。この後 台ー湾 名の発祥の洲の近くまで行き旅を終えました。
いい旅をありがとうございました。 アーイー(さようなら)
小西いく子