2011年2月22日
*はな-楽空間-ふゆ を終えて
2月3日(今年は旧正月と節分が重なりました。)楽空間で はな-ふゆ をいけました。
はる-なつ-あき とつずき今回の ふゆ で四季をめぐります。

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お正月と節分の雰囲気を長年学んできている嵯峨御流の花で見ていただきました。

節分の花
榊と梅をいけます。

DSC06216.JPG鬼さんの絵-藤原敏行作 

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花衣桁

美しい衣装をかけたように柳、椿、松、牡丹、エビデンドラムスの5種取りあわせ、
色どりよく、牡丹を引き立てたいので他の花の色は白を用いました。

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今年の干支は兎、うさぎの花器、月花器、亀の花留めなどで遊びます。

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牡丹がつぼみを膨らませました。(冬は黒木をもちいます)

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臥龍梅

梅の出生は江戸本所亀井戸神社の境内にありしが、大正の末期頃枯れて今は
影もなし。大木にして、枝、土に着きたるところより根をさし、それよりまた大木と
なって多くの枝、土に進み下りたる勢ひ龍の臥したるが如きを以て徳川副将軍
水戸光圀公が名ずけられし物なりと伝ふ。-古書に記されています。

(浮世絵 広重 亀戸の梅 と ゴッホの梅の絵ご覧ください。)

花やさん2人がかりで運び込まれ、紐を解き、枝を整えているところ。
(花やさんで一目ぼれした梅さんです)
まさしく 龍 びっくりです。

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そろりそろりとと離れへ。ぴたりと収まりまたびっくり。
天から龍が舞い降りました。
いらない枝を整理したあと龍さんはサッパリ気持ちよさそうに感じました。

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白は陸、黒は水 まさしく寒梅です。

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すっきり伸びる一本の気條は元気をもたらします。

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一角にオブジエー清水志郎作 をおきました。(竜眼?)

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遠くから近くから後ろから何度も眺めました。雪も降りました。

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つぎつぎと咲きます、10日目です。日々楽しみを与えてくれます。

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庭のわびすけが白梅に紅一点添えてくれました。

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夜の梅
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井戸の釣瓶には万両を生けました。

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雪山-齋藤眞成作

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麓は春近し、こぶしが膨らみました。
「一枝春風」 白と朱のコントラスト

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拙書 「京の町家にいける」の巻頭に 故 光永澄道 伊崎寺ご住職 よりいただいた
お言葉に「生きる、生かす、生かされる‥」と記るされていますが今回 、梅の老木に
出会い、その姿に龍を観て心良い緊張感を先祖が残してくれた楽空間に迎い入れて
生けられた喜びには大きいものがあります。

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以前に野口家 花洛庵で桜を生けたときにもすばらしい感動を天からいただきました。

花を生けつずけてきて、お人との出会い、場所との出会い、そして何より花との出会い
に不思議を感じ よかった!の一言につきます。生かしきれなくて捨ててしまった花々に
お詫びして、これからも出会いを求め一生の目的である 風雅な花 を生けられるように
つずけたく思います。

ここまでごらんいただきましたことに心よりお礼申します。
ありがとうございました。
    
                                  小西いく子